ムルソーに本拠を置くドメーヌ、ジェノ・ブーランジェールより、 当主のギョーム・ラヴォレ氏が2024年2月に来日しました。


ラヴォレ氏は、1982年生まれでヨンヌの出身。妻オード・ラヴォレが4代目となるジェノ・ブーランジェールを引き継ぎました。 それまでネゴスだったのを、2008年をファーストヴィンテージにドメーヌとしてスタート。当初、一部の畑の状態は良くなかったものの、 そのポテンシャルは間違いないと確信した二人は、2009年に大規模な植替えを実施するなど、大きな方向転換をはかりました。
現在は、コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズにわたって11の異なる村の中で22ヘクタールを所有。 栽培はビオロジック農法で、2018年よりすべてのドメーヌの区画で認証を取得しています。 ドメーヌが目指すのは、テロワールとヴィンテージを尊重した真のワインをつくること。 彼の造る赤ワインは、とてもエレガントで繊細。仏国内の有名レストランで採用されるのも納得の味わいです。

今回はそのエレガントな赤ワインから、近日販売予定の最新ヴィンテージと参考商品のバックヴィンテージ比較試飲を行いました。

Aloxe-Corton 1er Cru Clos du Chapitre　2021
＜※5月ウェブにて発売開始予定＞
平均樹齢は50年。0.97ヘクタールの区画は、丘の斜面の下に位置し、南向き。 イチゴやスグリといった小さい赤果実のフレッシュで若々しい香りが立ちます。 タンニンは控えめで口当たりは軽やか。口に含むとエレガントでフレッシュな果実味を感じられます。グラスの中で変化を愉しめるワインです。

Aloxe-Corton 1er Cru Clos du Chapitre　2011
＜※参考商品＞
熟した果実の豊かな香り。軽やかな口当たりに程よい酸味も感じられます。 10年以上の熟成が味わいにエレガントンな深みを与え、こなれたワインを愉しめます。

Pommard Vieilles Vignes　2021
＜※5月ウェブにて発売開始予定＞
ポマールは3つの区画、合計2.22ヘクタールから収穫。 小さい赤果実のフレッシュなアロマにスパイスのような香りも感じられます。 滑らかなタンニンが口の中で溶けていきフレッシュな果実味が広がります。
（2020VT在庫ございます!!　→　Pommard Vieilles Vignes　2020）

Pommard Vieilles Vignes　2014
＜※参考商品＞
ほどよく熟した果実の香り。テロワール由来の深みも感じられます。 口に含むとスーッと溶け込み、繊細さに溢れます。