マールボロのワイラウ・ヴァレーの特性を生かした
快活でハツラツとしたワイン
ゴールドウォーターの歴史は、北島のオークランド沖に浮かぶワイヘケ島から始まった。
1978年にキム&ジャネット・ゴールドウォーター夫妻が、この島に初めてヴィティス・ヴィニフェラ種を植えたパイオニアであり、その後ワイヘケ島はワイン産地として知られるようになる。
そして「ゴールドウォーター」は、1992年より南島のマールボロでもワイン造りを始めた。
2007年になると「ゴールドウォーター」はマールボロのワイラウ・ヴァレーでのワイン造りに特化すると決定。
ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・グリ、ピノ・ノワールよりワイン造りを行っている。
1973年に初めて植樹が行われたワイラウ・ヴァレーは、日照量が豊かな上に、大変風が強く、夜間の気温が低い。
そして成長期が長いため、香りはトロピカルな風味となるが味わいはとても生き生きとして爽やかなのが特徴。
土壌は、砂利が多く水はけがよい。
ワインメーカーはステュ・マーフェル。リンカーン大学で栽培と醸造学を修めた後、2003年に「ゴールドウォーター」のアシスタント・ワインメーカーへ。その後引き続き2007年より醸造長に就任した。
ソーヴィニヨン・ブランは、ステンレス・タンクにて低温発酵の後、シュール・リーを行う。柑橘類やトロピカルな果実のアロマが豊で、エレガントで快活な味わい。
シャルドネは、大半がフレンチオークの小樽で発酵が行われ、シュール・リー。そして一部マロラクティック発酵が施される。新樽比率は20%以下。白桃やアプリコット、柑橘類の生き生きとしたアロマが融合し、シルキーなテクスチャーとオークによるスパイシーさが魅力的。
ピノ・グリは、ステンレス・タンクにて低温発酵の後、シュール・リー。白桃とスパイスのアロマが豊かで、ソフトで厚みのある味わい。
ピノ・ノワールは、伝統的な手法で発酵が行われ、熟成はフレンチオークのバリックで、新樽と1年使用樽が使用される。ラズベリー、ブラックチェリー、スパイスなどの香りが華やか。
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