大樽、小樽での熟成を施した高品質なクリュ・ボージョレ
ドメーヌ・ロシェットは1981年、ジョエルとシャンタルのロシェット夫妻によって、ボージョレ地区のレニエに設立されたドメーヌ。
お膝元のレニエのほか、ブルーイィ、コート・ド・ブルーイィ、モルゴンと、4つのクリュ・ボージョレに畑をもつ。
現在、自社畑の面積は合計15haになる。
ブドウはゴブレに剪定され、収穫過多にならないよう、春には芽掻きを行うなど、細心の注意が払われている。
収穫はもちろん手摘みで行い、25人の収穫人を雇って、平均して12〜15日の間にブドウを摘み取る。
このドメーヌの特徴は、伝統的な無除梗によるセミマセラシオンカルボニックによって醸造の後、クリュ・ボージョレにおいてはフードル(大樽)で翌年4月の瓶詰めまで熟成を行う点だ。これによりワインにまろやかさが生まれ、深みのある酒質になるという。
レニエとモルゴンには小樽で14ヶ月熟成させたスペシャル・キュヴェもある。
2009年には修業に出ていた長男のマテューが正式にドメーヌ入りを果たし、ボージョレの将来を担う。