マランジュとサントネイに特化した期待の造り手
【こちらの商品は業務用専売です】
コート・ド・ボーヌの最南端、マランジュに位置し、サントネイとマランジュに
6.5haのブドウ畑を所有するドメーヌ。
2000年以降、4代目のディディエが栽培と醸造を取り仕切り、ディディエの父であり、
ドメーヌ名となっているジャン・クロードは実質的に引退している。
ディディエはモレ・サン・ドニのドメーヌ、ロベール・グロフィエのニコラの友人で、
ニコラからマランジュにすごい造り手がいると、このドメーヌを紹介された。
ワインはブルゴーニュACとサントネイでわずかにシャルドネを栽培しているほかは、
ピノ・ノワールから造られた赤ワインが大半を占める。
赤ワインの醸造は、完全除梗の後、10度まで冷却し、6〜8日間の低温マセレーション。
その後温度の上昇に応じて、自生酵母による発酵が始まる。
キュヴェゾンは15〜18日間だが、ピジャージュはこの期間全体を通じて
2、3回程度と少なく、もっぱらルモンタージュによって抽出を行う。
ピジャージュの回数が少なめな理由は、サントネイやマランジュのピノ・ノワールは
もともとストラクチャーがしっかりしているため、乱暴に扱うと荒々しいタンニンが
抽出されかねないからだ。
アルコール発酵終了後、11ヶ月の樽熟成。新樽率は1級畑で30〜40%。
製樽業者はレモンとメルキュレを好んで用いる。
原則として清澄作業をせず、無ろ過で瓶詰め。
村名のマランジュは樹齢50〜60年の古木のみ元詰めし、それ以外はネゴスに桶売り。
サントネイ・ブランはわずか2樽のレアなキュヴェだ。
マランジュ1級のクロ・ド・ロワイエール、ラ・フシエール、クロ・ルソーはどれも
熟した果実味をもち、タンニンは豊富だがキメ細かく、うまく躾けられていて荒さは
感じられない。とくにクロ・ルソーはストラクチャーがしっかりしており、
若いうちにこのパワフルさを楽しむのもよし、寝かせてから楽しむのもまたよし。
フランスのワイン専門誌「ルヴュー・デュ・ヴァン・ド・フランス」でも、
コストパフォーマンスの優れたドメーヌと紹介されており、今後、大いに期待される造り手である。
生産者情報のPDFダウンロード:ジャン・クロード・レニョード
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