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生産者情報

d'EUGENIE
ドゥージェニー

シャトー・ラトゥールのオーナーが手がける
新時代のブルゴーニュワイン

ヴォーヌ・ロマネの偉大なドメーヌのひとつとして知られたルネ・アンジェル。
ルネの孫で1981年にドメーヌを引き継いだフィリップが、2005年にヴァカンス先のタヒチで急逝し、一族はドメーヌの売却を決意。
これを手に入れたのが、フランスの大富豪で、ボルドーにシャトー・ラトゥールを所有するフランソワ・ピノーである。
彼は自分の祖母の名をとり、ドメーヌ・ドゥジェニーと名付けた。

経営はラトゥール同様、フレデリック・アンジェラがその任につき、醸造責任者としてラドワ出身のミシェル・マラールが常駐する。
2006年から2008年まではビショから旧リュペ・ショレの醸造施設を間借りしてワインを醸造したが、2009年にヴォーヌ・ロマネのクロ・フランタン醸造所をビショから買い取り、現在、ここで醸造する。
温度調節機能のついた開放型の木製発酵槽や垂直式の圧搾機など、最新の醸造設備が備わっている。

所有するブドウ畑は5アペラシオン(ヴォーヌ・ロマネ、同1級オー・ブリュレ、エシェゾー、グラン・ゼシェゾー、クロ・ヴージョ)、合わせて6.51ha。
ただし、村名ヴォーヌ・ロマネは通常のヴォーヌ・ロマネとクロ・ドゥジェニーと畑名のつく2つのバージョンがある。
後者は醸造所に隣接する石垣に囲まれた0.57haの区画。斜面の上はラ・ターシュ、下はプリウレ・ロックのクロ・ゴワイヨットという絶好の立地にある。
これはこの区画の所有者であるビショと、ルネ・アンジェルが所有していたバス・メジエールを交換することで入手した。

ドメーヌでは2009年にまずクロ・ドゥジェニーと1級オー・ブリュレでビオディナミ農法を始め、2010年にはエシェゾー(区画はミュジニーの近くのコンブ・ドルヴォー)にも広げた。
フレデリック・アンジェラによれば、海洋性気候のボルドーよりも大陸性のブルゴーニュのほうが、ビオディナミは容易だという。

醸造は先の最先端技術を生かし、選果は畑と醸造所の2回。7〜10日の低温マセレーションの後に発酵が始まり、発酵の初期には頻繁にピジャージュを行う。
発酵終了後、オーク樽に詰め熟成。新樽率は村名で40%、1級で50%、特級で70%である。
除梗については原則として完全除梗だが、クロ・ヴージョは無除梗のキュヴェと完全除梗のキュヴェを造り、それをアッサンブラージュすることで力強さとまろやかさの両立を目指しているのが面白い。

ワインはしっかりした色調をもち、濃密な風味が印象的。若いうちから十分に楽しめるが、熟成させるとまた妖艶なフレーバーが現れるに違いない。

なお、2012年にヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユがピュリニーのシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェを買収したのに伴い、この買収に協力したフランソワ・ピノーはシャトーが所有する特級モンラッシェ(0.04ha)とバタール・モンラッシェ(0.05ha)を入手している。





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