MasonLUC

生産者情報

MAS BLANC
マス ブラン

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所在地
FRANCE LANGUEDOC & ROUSSILLON BANYULS-SUR-MERS





わずか3代で名声を築き上げた
バニュルス、コリウールの名門

バニュルス、コリウールの名門、ドメーヌ・マス・ブラン。
このドメーヌを代々運営するパルセ家はもともとロワールの出身であり、1685年にナントの勅令が廃止され、フランスがカトリック国家に戻ると、プロテスタント教徒のパルセ家はルーション地方に逃れた。
1910年に医師のガストン・パルセがブドウ畑をもつ村の娘ポリーヌと結婚してドメーヌを創設。
以来、息子のアンドレ、孫のジャン・ミシェルと3代にわたってドメーヌを成長させ、名声を築き上げた。

20haのブドウ畑(一部はフェルマージュ)から、バニュルス、コリウールともにさまざまなワインが生み出されている。

バニュルスには大きく分けて4タイプあり、ひとつはタンクで熟成させた果実味優先のタイプ。「リマージュ」「リマージュ・ラ・クーム」がこのカテゴリーに属する。
次に搾り粕とともに12ヶ月間熟成させ、酸化的な要素も感じられるがボディは軽めのタイプで、「コリータ」がこれにあたる。
3番目が典型的なバニュルスに見られる酸化熟成型。「キュヴェ・ドクトゥール・パルセ」「ヴィエイユ・ヴィーニュ」「オール・ダージュ・ソストレラ熟成」などがこのタイプ。ソストレラは使った分を注ぎ足しながら熟成させる、いわゆるソレラ・システムを指し、シェリー以外にソレラの名称を正式に使えなくなったため、カタルーニャ語で段を表すソストレから名付けられた。
そして最後に白ブドウから造られる「バニュルス・ブラン」である。

コリウールはAOC上、赤、白、ロゼの3タイプが認められており、マス・ブランでもすべてのタイプが造られている。
とりわけ赤は種類が多く、ジェネリックな「リョーズ」をはじめ、90%のムールヴェードルと10%のクーノワーズからなる「クロ・デュ・ムーラン」、100%グルナッシュの「ラグーユ」などの単一畑もの、5つの区画をアッサンブラージュした「モザイク」などがある。
「ジュンケ」はシラー90%に白品種のマルサンヌとルーサンヌが5%づつアッサンブラージュされた単一畑ものだが、この白品種のアイデアはジャン・ミシェルの親友であるジャン・ルイ・シャーヴの助言がきっかけ。
同じ区画からマルサンヌ90%、ルーサンヌ10%の白ワイン、「ブラン・デ・ジュンケ」も造られている。

ロゼはグルナッシュ、サンソー、シラーの混醸。以前はセニエで造られていたが、2009年からダイレクトプレスになった。
より軽やかでフレッシュな風味となり、海風に吹かれながら、太陽の下で飲むのに最適なワインである。

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