所在地 |
FRANCE LANGUEDOC & ROUSSILLON CORBIERES Cedex |
コルビエールで有機栽培を推奨し
ドメーヌものからネゴシアンものまで手がけるダイナミックな造り手。
コルビエールのラグラスで最も古いワイナリーで、オルビュー・ヴァレーとの境に位置する。
ジャン・ヴィアラードは、コルビエールのリボートの生産者組合長として、35年前にヨーロッパ初のオーガニック生産者組合を生んだ人物。
「シャトー・サントリオール」のプロジェクトは、娘のクロードが大学を卒業してすぐについた任務で、打ち捨てられた建物と14ヘクタールのブドウ畑を再興する役割を負った。
古くからブドウ栽培がされていた土地で、館と共に1981年に購入していたが、その改造は2002年に開始された。
屋根の葺き替えからワイナリーの改造、畑の植え替えや新植まで、すべてに手を付けなければならなかった。
14ヘクタールの畑は一時9ヘクタールまで減らしたが、その後43ヘクタールへと拡大された。
40ヘクタールのうち、シラーが14ha、グルナッシュ12ha、カリニャン8ha、カベルネ2ha、マルサンヌ1ha、ルーサンヌ1ha、ブールブーラン1ha、グルナッシュ・ブランとマカブーで1ha。赤の収穫量は平均42hl/ha、白は25hl/ha。
この畑から造られるのが「サントリオール」のシリーズ。
白は、マルサンヌとルーサンヌを主体にブールブーランとグルナッシュ・ブランをブレンド。新樽も含む樽で発酵し、その後5〜6ヶ月シュール・リーで樽熟成。白い花やバニラ、蜂蜜といった香りが魅力的。
ロゼは、サンソー40%、シラー30%、グルナッシュ20%、ムールヴェードル10%。ダイレクト・プレスとセニエをブレンドしている。イチゴのようなアロマが豊かで、とてもファッショナブルなワインとして人気がある。
赤は、シラー40%、グルナッシュ40%、カリニャン20%。低温浸漬の後、10日間の発酵期間にポンピングオーバーを行い、その後も1ヶ月浸漬。フレンチオークにて熟成される。赤い果実とスパイスが心地よく融合し、エレガントでフレッシュで、タンニンもしっかりとして充実感がある。
その他にもネゴシアンとして、74以上のワイナリーとパートナーシップを組んだり栽培指導をしたり、様々なシリーズを展開している。
「メゾン・ヴィアラード ゲヴルツトラミネール」は、2011年に始まったヴィアラード・コレクション。ブドウはナルボンヌとベジエの間の高台より。
「モンミジャ・シラー ラ・シャペル」は、オーガニック・レンジのモンミジャのひとつ。
モンミジャ畑はカマルグに近リボート地区の、砂と粘土の土壌で暑く風通しが非常によい立地にある。90%シラーでグルナッシュもブレンド。低温浸漬を行い、発酵も14〜16度と低い温度で行う。
「ル・ピノ・ド・サントリオール」は、ミネルヴォワ地区の標高150〜200メートルのブドウを使用。100%除梗し、ステンレスタンクにて発酵。