所在地 |
FRANCE VALLEE DE LA LOIRE TOUARCE |
10年寝かせてからが本領発揮バランスに秀でた偉大なる甘口ワイン
ルネ・ルヌーは驚くべきほど長命なボンヌゾーを生み出す造り手。
前当主のルネ・ルヌーはボンヌゾー生産者組合会長やINAO(国立原産地品質機関)会長の要職に就き、レジオン・ドヌール勲章や農事功労賞を受けた偉大な人物だったが、2006年に出張先の韓国ソウルで亡くなった。
現在は同名の長男が跡を継いでいる。
ドメーヌは丘の上に5区画、計8haのブドウ畑を所有。
「レ・メルレス」は純粋な頁岩(シスト)土壌の畑のもの。
「キュヴェ・ゼニット」は「頂点」の意味から、各区画より優れたブドウを選り、アッサンブラージュした上級キュヴェである。
ステンレスタンクで発酵の後、オークの小樽で熟成。
濃厚な蜂蜜、砂糖漬けのレモン、マルメロ、アーモンドなどさまざまなフレーバーが溢れ、熟成につれてスパイシーさが醸し出される。
シュナン・ブランが先天的にもつ豊かな酸味のおかげで高い糖分とのバランスはよく、甘口なのに少しももたつかない。
500mlというボトルサイズもちょうどよく、4〜6人での食事の締めとして、フルーツのタルトと一緒にサーヴすれば最高の盛り上がりを見せるだろう。