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BERNARDINS
ベルナルダン

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5世代に亘りこの地の伝統を守り続ける
手造りの豊かな甘口

ローマ時代から「ヴァン・ドゥー・ナチュレル」の地として知られてきたローヌ南部のボーム・ド・ヴニーズ村で、19世紀初頭から5世代に亘ってワイン造りを行うカストー家。セラーには、1847年ヴィンテージが1本だけ残してあるという。

この由緒ある甘口ワインの伝統の火が消えようとしていたところで、現在の当主の祖父にあたるルイ・カストーが尽力し、1945年に「ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ」がAOCに認可されることになった。
その後、ルイの娘ルネが引き継ぎ、更に孫娘のエリザベスが夫のアンドリューと共に取り仕切ることになった。
今ではアンドリューは息子のロマンと共にセラーでワイン造りを行っている。

畑は「ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ」と辛口白ワイン用が17.2ヘクタール。ミュスカ・ア・プティ・グラン・ブラン75%とミュスカ・ア・プティ・グラン・ノワール25%。
赤とロゼワイン用のブドウも5ヘクタールあり、こちらはグルナッシュ70%、シラー25%、サンソー5%。
栽培はほぼ手作業で行うため、フルタイムの栽培スタッフ5名が、剪定、芽かき、誘引、除葉など季節の作業を行い、収穫などの繁忙期のみ臨時の人材を投入する。
肥料はブドウのマールから作るコンポストを利用し、化学的な薬剤は使用しないようにし、サステイナブル農法を行っている。
また、畝間にはカバークロップを施し、畑の周囲にはオリーブ、アーモンド、杉、ローズマリーやケイパーなどこの土地ならではの樹木を育て環境を保っている。

手摘みされたブドウは、圧搾されて果汁のみ分けられ、自然酵母のみで発酵が行われる。発酵が始まると昼夜を問わずワインの状態をアンドリューとロマンでチェックを行い、絶妙のタイミングでスピリッツを加えて発酵を停止。その後6ヶ月間ステンレスタンクで貯蔵してから瓶詰めが行われる。

黄金色で、ドライフラワー、柑橘類、白桃、洋梨、アプリコットなどの豊かで複雑な芳香で、力強いがバランスのとれたリッチな甘口ワインとなり、フォアグラやロックフォールなどとの相性が抜群で、20年以上の熟成が可能。

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